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大学の学祭が終わった次の日からジムに通い始めた。
11月中使えるという定期券を迷わずスパッと買い、今日で3日間連続で通っている。
今までにもぼくは一時期違うトレーニングジムでプールの定期券を買っていた時期があった。「水泳選手のような体つきになるぞ」と、まるで革命を起こした青年隊のように拳を突き上げ、ブーメランパンツを履き、颯爽とプールに飛び込んだものだ。しかし、意外におもしろくないという理由から全くもって長続きしなかった。しかし、今回は違う。今のところ学祭という公欠を除けば、11月中皆勤である。上々の立ち上がりであると同時に「初めて自分で自分を褒めてあげたい」という、あの青森裕子選手が1996年アトランタ五輪女子マラソンで銅メダルを獲得した時の会見で語った名文句をそのまま引用したい気分でもある。
このトレーニングジムの良い点は、豊富なマシンが用意されているだけでなく、気功やヨガといった20種類以上のスタジオプログラムも自由に受講ができるという点だ。今日は初めてピラティスという「胸式呼吸を行いながら体幹部を鍛え、身体の歪みを矯正し、しなやかな身体のゲットを目指す」という、なかなかオシャレなプログラムに堂々と参加してやった。ピラティスの説明を聞く限り、美人OLが会社勤めと平行してストレス解消にと受講していても全くおかしくない。しかし、始まって周りを見渡してみると定員25名のうち、23名が50代風おばさん、1名がぽっちゃり60代風おじさん、その中に自分、という「これが現実か」と本気で思わされる結果が待っていた。それにこのピラティス、なかなかと言おうか、てかかなり難しい。「男性は肛門をしめた状態で少し腹を凹まし、胸のふくらみを感じながら息を吸って~」と女性インストラクターが超早口で説明し続ける。「こっちは初めてなんだよ。てか、今肛門って言いましたよね?女性が大きな声で肛門って・・・あっ、そこに気をとられちゃって、次が全然聞き取れなかった・・・」こんな具合に頭がもうぐわんぐわんになったまま45分のレッスンが一瞬にして終了。多くのおばさんたちが熟練しているみたいで、「ふう~、今日もいい汗かいたわね。○○さん、お水飲みに行きましょう。」と汗拭きタオルを真っ赤な顔に当てたままスタジオを出て行く。

その後、30分間ランニングマシンに乗った。久々に走る。と同時に、「こんな30分も走ったの高校の野球部での練習以来だ。いや、待て。ぼくはランニングがめっぽう嫌いだった。こんなに走ってたっけな。」そんなことを思い出しながらも「なかなか走れるもんだな」と、またあの青森裕子選手の名文句が頭を過ぎるが、ここはさすがに自身には言えなかった。イヤホンからは約一年ぶりにちゃんと聞いた銀杏BOYZ。色々なことを思い出しながら、また口ずさみながら走る。自然と鼻がすすれてくる。きっとこんな感じになるから約一年もの間、ちゃんと聞かなかったんだろうなと思った。気が付けば横で黙々と歩いていたおばさんの顔は赤に染まり、外の光もオレンジ色になっていた。「そろそろ帰ろうか」ってな気分になり、『駆け抜けて性春』が終わると同時にマシンから降りた。

学祭最終日だった2日以降、急に冬を感じずにはいられなくなってきた。ぼくは寒いのが苦手だ。すぐお腹が冷えるから。でも、冬の夕日が大好きだ。ジャンパーに手を入れたまま、肩を首にくっつける感じで寒さを必死で防ごうとしながら見るあの赤い空はなんて美しいんだろうか。これからの一ヶ月間、そんな景色をこのジムで見ることが多くなるだろうな。何回見れるだろうか。一生懸命汗を流して頬を赤く染めるおばさんたちも今年は一緒にカウントしていこう。そう決めた今のぼくの両足はほどよい筋肉痛で覆われている。
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